2023年11月22日(5日目
大和撫子の三毛猫三世さん(三毛猫三世のだだ漏れブログ)に大和魂をしかと見届けて頂き本望です。
M:yadaさん(ハピチわブログ)から、揺れを感じる前にお菓子を食べ尽くして寝るのが正しい乗り方だろうがっ!とド正論とご指導を頂きました。
お二人には感謝しかありません。
お二人の最新記事を見て、ちょっと絡んでみようかと思いましたが、お二人とも最新記事は真面目な記事でしたので、中年男子の私がイラつかせてはいけないと思いまして、絡むのは控えさせて頂きました。
とにかく、お二人のブックマークコメントに感謝しつつ、地震の事後を心配しつつ、千葉県は地震の影響は何もなく、平和な時を過ごしている年始2日目の午後となります。
ベトナム統一鉄道の揺れが激しく、眠れぬ夜を過ごした15の夜。
盗んだバイクで走り出そうにも、ラオカイではレンタルバイク屋さんが見つからないので今日のところは止めておく。
なんて、上下左右に揺れるベトナム統一鉄道の豪華ベッドで吐き気と闘いながら、そんなことを考えていた。(そんなわけない)
眠くて目をシパシパさせながら、恐らく人生において再度、乗車する可能性が低いであろうハノイ~ラオカイ間の夜行列車(なるさんは、近々に乗車予定!笑)に心の中で、あばよっ!と挨拶は特にせず、さすが避暑地だけにさぶっ!、と言いながらプラットフォームを歩き出したところから物語は始まります。
↓ 前回までの記事です。良かったら過去記事も読んでね。
ラオカイの概要
ところで皆さん、ベトナム北部の街、ラオカイのことはご存じでしょうか。
場所
基本データ
- ラオカイ省(省都:ラオカイ市)
- ハノイから距離 約250km
- 人口 130,000人(2020年)
民族 キン(ベト)族、タイー族、ミャオ族、ヤオ族、タイ族
(同省に大多数の民族はなく、キン族人口は約3.5割くらい) - 地理
- 西はライチャウ省、南はイエンバイ省、東はハザン省、北は中国との国境に接している。
- 省都ラオカイ市はハノイ市から西北に354キロに位置する。
- ラオカイ市は紅河とその支流を挟んで中国の河口市と境を接し、国境交易で賑わっている。
- 急流な河川が密集しており、中小規模の水力発電所の建設に適した自然環境を持つ。
- 原生林を含む森林面積が省面積の約4割を占める。
- 経済
- 避暑地として特に国内旅行者から人気を集めており、観光業が発達している。
- 梨、桃、梅などの温帯の果物、キャベツ、コールラビ、ハヤトウリなどの野菜、また、花卉、薬草の栽培などが盛ん。
- アパタイト、鉄鉱石、銅などの鉱産物に恵まれており、採鉱産業が発達している。
- 観光
- 桃、アーモンド、チョウザメのほか、メン・メン(Mèn mén=蒸し挽きトウモロコシ)、タン・コー(Thắng cố=牛・犬・豚・馬等の肉・骨・内臓で作ったシチュー)、イノシシの炭火焼きといった少数民族の料理が有名。
桃や梅、トウモロコシ、セイヨウカリンから作ったお酒もお土産として人気がある。
- 桃、アーモンド、チョウザメのほか、メン・メン(Mèn mén=蒸し挽きトウモロコシ)、タン・コー(Thắng cố=牛・犬・豚・馬等の肉・骨・内臓で作ったシチュー)、イノシシの炭火焼きといった少数民族の料理が有名。
所感
このラオカイって街は、観光資源が乏しい街のようでニンビンのような一大観光地を形成するような観光資源はありません。
ただ、ラオカイにあってニンビンにはないことがあります。
それは、中国との国境の街であると言うことです。
ベトナム北部と中国の交易がどれくらいの規模なのかは、厳密には知りません。
ラオカイ~ハノイ間を鉄道で運輸することが可能なので、航空貨物よりも輸送コストが安価で済むでしょうから、鉄道での運輸が可能なラオカイの街は、交易の拠点として活用されている街だと言えるでしょう。
ラオカイ駅に到着!
堅苦しいラオカイの概要、誰も読んでないと思いますが一応、ネットで調べて書いてみました。笑
ともかく、朝の6時頃にラオカイ駅にようやく到着。
寝不足で頭がボンヤリしている、いやいつでもボンヤリしているだろ!とブロ友の誰かが言ってそうで後ろを振り返りましたが誰もいませんでした。
駅舎から外に出たら、乗客の皆さんはさっさとミニバス、チャーターしているタクシー?などに乗って去っていきました。
あーーーっと言う間に誰もいません。
私はラオカイ駅前からサパ行きのローカルバスがある、この情報だけネットで調べて知っていました。
ただ、ラオカイ駅から外に出て、正面なのか左なのか右なのか、それはネットで調べ上げることが出来ず、この点は到着後に探すしかない状況です。
出来れば、7~9時の間にサパ市内に到着、その後は現地ツアー会社をサパ市内で見つけてトレッキングに行く。
16~18時くらいにはラオカイに戻り、ホテルにチェックイン!が希望。
あとは、いつも通りにBia saigonで日々、かんぱーーーい♬で良い(酔い)かなー、とざっくりスケジュールを考えていました。
寝不足でトレッキングをし、ホテルに戻ってBia saigonを3本も飲めば、もう記憶喪失になって爆睡だーー!、計画です。
どうですか?実に秀逸な計画だと思いませんか?
サパ行きのバスを偶然発見!
ラオカイ駅の駅舎からノソノソと出て左側をボンヤリ見たら、いやいつでもボンヤリして・・・、このくだりはもう面白くないので止めます。笑
バスが停まっていたのです。
おぉ、車体にSAPAと書いてあるぞ。
ホントに走りたくなかったのだが、やむなく小ダッシュした。(全力Bダッシュはマジ無理)
おーーい、乗る乗るーーと通じるわけの無い日本語を発しながら、中年男子の私はゼーゼーと重篤な喘息のように息を吐きながらバスに手を振ったら、どうやらあいつ乗るのか!と思ってくれたようだ。
サパまで、40,000ドン(日本円で約230円)で約1時間ほどらしい。
バスに乗り込むことに成功。
このベトナム旅行では、度々発生する僥倖!
カイジもビックリだ。
バスに慌てて乗ったのに、誰一人乗ってないじゃん!!
鉄道に乗っていた乗客100人いたとして、このローカルバスに乗る人が私一人って、なんでよーーー!!
どうやら、ラオカイ~サパ間のローカルバスには乗らずに移動するのが、セオリーなようです。
まぁいい、セオリー通りになんて動くつもりは毛頭ないわぃ!
私はラオカイ人、あるいはサパ人と共にローカルバスの旅をしながらサパに行くよ。
・・・って思っていたら、バスはすぐに出発。
出発したと思ったら、ラオカイ市内をグルーーーと一周。
マジか!
ラオカイ市内のちょい外れまで行き、またラオカイ駅まで戻ってきたぞ・・・・。
そして、ローカルバスのお兄ちゃんがサパァ~!サパァ~!とバスの扉を開け、身をバスから乗り出して大声で叫び続けている。
ラオカイ駅前では、私しか乗車しなかったがラオカイ市内ではこのバスに手を振ると止まって乗せてくれるシステムなようで、続々と人が乗ってくる。
ラオカイに居住し、サパで働く人が結構いるみたいです。
ローカルバスはついに満車になりました!
恐らく40名近くを乗せ、ラオカイ市内から離れて峠道に入りました。
ともかく、バスの中では寝れそうだ。
ローカルのオンボロバスだけど、鉄道よりは揺れが少ない。
エンジン音は、くたびれたトラクターくらいにうるさいけども。
↓ この写真の柱に、Bus Tichets Lao cai sapa 55,000ドン って書いてある・・。
ここのカウンターでバスチケットを買えたみたいです。(今、この写真を見て知りました笑)
そして、値段がこちらの方がやや高い。
このバスは、どこから出ているバスなんだろうか・・・。
サパに到着!
くたびれたトラクター並みの騒音を撒き散らしながら走るローカルバス。
私は耳に、この旅に向けて買ったAnker Soundcore4 NC を耳に装着していた。
↓ 良かったら、レビュー記事も読んでね。
周りの騒音がヒュー――っと消音され、私は爆睡した。
起きたら20分くらい経っていたが、まだラオカイ市内だった・・・。
うそでしょーーー!!
まだラオカイ市内なのかぃ!と言う元気は全くなかった。
隣には、ベトナムハンサムBoyが座っていた。
ハノイに戻る際、ラオカイ → ハノイ の交通手段をどうするかと言うと、バスにしようと考えていた。
どうやら、超絶豪華なバスがあるらしいとネット情報を掴んでいた。
ただ、バスチケットを購入できるところがどこなのか具体的にネット上では見つからなかった。
くーーー、惜しいぃ!
ラオカイからハノイ行きのバスチケットは、どこで買えるんだぃ?と爽やか笑顔で隣のベトハンサムBoyに聞いてみた。
ベトハンサムBoyは、私に向かって、その爽やかなではない笑顔を振りまいて周りに迷惑をかけるな!とは言ってはいませんでしたが、英語で話しかけられることが非常に迷惑そうであった。
ここまできても、Google翻訳はクソなSIMのせいで大活躍出来ない。
このクソなSIMは、サパの野良犬の餌にして食わせてやるわ!(うそ)
そして、一つだけ分かったことがあった。
どうやら、ラオカイ市内の外れにバスターミナルがある!と言うことが分かった。
そこのバスターミナルは、遠・中距離バスのターミナルになっていてハノイ行きのバスチケットをここで購入できるはずだ!・・・と、ベトハンサムBoyがGoogleMapを指さして、ジェスチャーで伝えてくる。
おぉ、ナイスジェスチャー!!!
私は、彼からジョーカーとなる最後の手段を入手することが出来た。
話をしながら、窓から見える景色はどんなもんなんだろう?とカーテンを開けてみた。
窓がクソ汚く曇りガラスのようになっていて何も見えん。
うそだろーーー!
窓を洗え!まずは窓を洗いなさい!
もういいよ、とまた寝ることにして気が付いたらバスは街並みの中を走っていた。
おーーー、ようやくサパについたのか!?と思ったら、まだ市内中心部ではないので貴様はまだ降りるな!とベトハンサムBoyが言い残し、彼は市場っぽいところで私と同じくらい爽やかな笑顔を残して去っていった。
旅人っぽく私はSee you!!と言って格好つけてみた。笑
もうきっと会うことはないだろうが、バスターミナルを教えてくれたことは一生忘れないよ、カムオン!
サパ中心部
このGoogleMapで見た景色を今まさに、肉眼で見ていると言うことに私は感動して大粒の涙を流さず、寒くて鼻水を垂らしていた。
海外に行くときのために、私は道端で配っているポケットティッシュを必ず受け取り、蓄えていたのでティッシュ難民ではないし、いつでも便意よバッチこーーーいだ。笑
この景色はまさにTHEサパ!!です!
ようやく、ようやく、サパの中心部に到着した。
現地ツアー会社は見つけられた??
サパ中心部でローカルバスから降り、爽やかな空気を吸って吸って吸いまくり、ハノイの空気感とは全く違う空気に喜び勇んで、次をどうするか考える。
こんなとき、タバコを吸っていたらまずは一服!なんですよね。
私はタバコを止めたので、一服はもうしないのでございます。
ツアー会社を探すか、泊まりもしないホテルに行き、たのもーーー!とお願いしてみるか。
まずは、ツアー会社を探してみよーっと、と考えて歩き出そうとした、そのとき!!
この続きは、また次回に・・・。
つづく!!