顔認証
顔認証について、少しだけ過去記事に書いてあります。
↓ 良かったら過去記事も読んでね。
「NECの顔認証技術は世界一である」とTVで見て、面白いなーと思い調べてみました。
実は身近なところに色々と使われている顔認証。
顔認証って、生体認証の中の一つなわけですが、指紋や静脈が代表的な生体認証になります。
iphoneのFace IDはまさにその顔認証機能そのものですよね。
他にはスマホやデジカメで写真を撮影するときに「顔」を認識するもの顔認証の仕組みを使っているのだと思います。
顔認証の始まり
顔認証は1964年、東西冷戦のさなかにスタートしたと言われています。
顔の20個の特徴を手動で入力していたようです。
しかし顔認証はコンピュータが発達しないとできないということで、そこからかなり間が空きます。
次は1988年くらいから、統計的な手法による顔認証がスタートしています。
ここでは顔の典型的なパターンを分類して、行列計算を利用していました。
アメリカで顔認証のコンテスト(ベンチマークテスト)がはじまったのは1993年。
朝日新聞×駿台予備学校『知の広場』リレーゼミ:朝日新聞デジタル 引用
書いてあることは面白いのですが、少し長いです。笑
生体認証の種類
- 虹彩認証
- 指紋認証
- 静脈認証
- 音声認証(声紋認証)
生体認証・手のひら静脈認証とは~メリットやシステム導入方法も解説~ : 富士通フロンテック引用
指紋認証はスマホで使われているだけに、皆さんも知識があるかと思います。
虹彩、静脈、音声の認証を私は見たことも使ったこともありません。
あまり普及していないのか、私が知らないだけなのか・・・。
皆さんは、使ったことはありますか!?
空港での顔認証(Face Express)
このサイトは、成田国際空港のFace ExpressのHPです。
このサイトには動画による説明がされていました。
空港到着 → 飛行機 の過程を詳しく文字にすると、
空港到着 → 自動チェックイン機(顔認証) → 自動手荷物預け機(顔認証) → 保安検査場入場ゲート(顔認証) → 出国検査場(顔認証なし) → 搭乗ゲート(顔認証) → 飛行機内へ!
そうなのです、赤文字の出国検査場(顔認証なし)はFace Expressではないのであります!
ここは、「出入国在留管理庁」の管轄でした。
↓ こちら、出国自動ゲートの説明書きがされている出入国在留管理庁のHP
https://www.moj.go.jp/isa/publications/materials/nyuukokukanri01_00111.html
出入国在留管理庁って、法務省の外局として設けられているのですね。
全く知りませんでした。
出入国在留管理行政を遂行するために,法務省の外局として出入国在留管理庁が設けられています。
出入国在留管理庁の組織は,内部部局,施設等機関及び地方支分部局からなり,施設等機関として入国管理センター(2か所),地方支分部局として全国に地方出入国在留管理局(8局),同支局(7局)及び出張所(61か所)が置かれています。
お国の組織って複雑だし、難しくて良く分からんですね。。。
成田空港にある税関は、「成田税関支署」で東京税関の支署になるわけです。
その前に、東京税関って財務省なんですよ。
関税に関わることなので財務省の中に税関があるんですかね・・。
空港って、税関があって、国土交通省航空局が管理監督?して、パスポートは外務省が管理して・・・、色んな組織が複雑に絡み合っていて、本当に何だかよく分からないですね。笑
それだけ利権争いが凄そう。笑
また、かなーーーり話がそれました。笑
出国検査場(顔認証なし)の話でした。笑
Face Express ~ 搭乗ゲートの間には別システム(自動化ゲート)がある
Face Expressから搭乗までの間で、いったんFace Expressは途切れます。
それは、出国検査場(パスポートにスタンプ押してくれるところ)に自動化ゲートがあるためです。(あるいは有人対応でパスポートチェックをする)
この自動化ゲートは、法務省 出入国在留管理庁管轄の自動化ゲートがあり、このシステムとFace Expressはシステム連携されていません。
そのため、パスポートを自動化ゲートにかざし、指紋と照合して通過出来る仕組みを使うことになります。(Face Expressの顔認証は使えない)
しかも、パスポートと指紋を繋げる(紐付ける)仕組みは、事前に自動化ゲート使用申請をする必要があります。
その申請は「申請書に必要事項を手書き」をして申請します。
出たーーー!!!
いまだにアナログJAPAN!!!笑
自動化ゲートはデジタルを推進する仕組み。
なのに、これを使うためには申請書を手書きして申請する必要がある。
まさにデジタルを使うためのアナログ。
このアホさ加減に、なぜ役人は気が付けないのだろうか。笑
気が付かないわけないですよ。
気が付いても変えようと思わない、あるいはいち役人では変えられないのが日本の悪いところなのかもしれませんね。
変える気概を持っているのは、河野太郎くらいと思われている節があります。
いや、違いますよね。
河野太郎は、変えることができる「権限」を持っているだけ。
実際のところ、河野太郎はTwitterで見かけたのを是正しています。
なぜ、そもそもその業務を日々実行している役人達に聞かないのか。
悪く言えば「人気を取りたい」からじゃないですかね。
こそりと役人に聞いて「着々と是正してけばよい」じゃないですか。
きっと河野太郎は「陰で頑張れない体質」なんでしょうね。
「ねーねー、俺って国民のために頑張ってるんだよー、見てみてーー!」と言っているような気がしてなりません。笑
とにかく、このデジタルを使うためのアナログ申請の仕組みを今すぐに変えてほしい。笑
〇パスポート・申請書だけで、フライト当日に簡単登録【手数料無料】
利用者登録はフライトの当日に、空港で行うことができます。登録カウンターに備え付けてある申請書を記入していただき、パスポート(外国籍の方は在留カード等も必要です。)と一緒に登録カウンターの職員にお渡しください。
利用者登録には指紋の登録をさせていただきます。
登録手続は申請から通常約5分程度で完了します。
自動化ゲートの利用者登録や利用には手数料はかかりません。
登録手続が完了したら、その日から自動化ゲートをご利用いただけます。
利用者登録を行った空港以外の空港の自動化ゲートも利用できます。
Face Expressの完全体
自動化ゲートの仕組みとFace Express(顔認証)のシステム連携が出来れば完全体になるわけですが、成田空港のFace ExpressのHPにもそれには一切触れられていないんです。
このYoutubeを見たら誤解してしまうと思うんですよね・・。
だって、パスポートの提示は必要ではありません、顔認証でよいんだよー!ってなってるんですから。
もちろん、何か理由があってシステム連携が出来ないのでしょうね。
もしかしたらメーカーが違っていてシステム連携が出来ないとかもあるのかもしれませんし。
ですが、それは利用者(旅行者)には一切関係ありません。
誤解のないようにはしてもらいたいな、そう思います。
所感
パスポートに航空券を挟み、胸ポケットやジーンズの後ろポケットに入れてDuty Freeを見て回るのがこれまでのスタイルだった気がします。
Face Expressは、このスタイルではなくなるわけですよね。
パスポートを出す・出さなくて良くなる、の違いが旅行者にとってどれだけ利便性が上がるのか。
パスポートを出す必要があることが苦で苦で仕方がないだよっ!!!!って、旅行者はそんなにたくさんいますかね!?
Face Expressの構築に要したコストは、何億円、もしかしたら何十億円かもしれません。
それだけお金をかけて上がる利便性がパスポートを出す必要がなくなる「だけ」・・なんですよ?
たったこれだけの利便性向上策に、何億円・何十億円もコストかけて実行するだけの価値が本当にあります?笑
と思うのは私だけでしょうか・・・・・