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新型コロナウイルス 5類に!(2023/5/8)

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2023/5/8 新型コロナウイルス 5類感染症に変更

長い時間が経ち、ようやくパンデミックの終了が宣言されました。

WHOの緊急事態宣言と終了時期

世界保健機関(WHO)は、2020/1/30に緊急事態宣言をしました。

その後、2020/3/11、世界の感染状況、感染による重症度等から新型コロナウイルスをパンデミック(世界的な大流行)とみなせると表明しました。
その緊急事態宣言を2023/5/5 新型コロナウイルス感染症に関する「国際的に懸念される
公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)の宣言を終了すると発表しました。
ただし、新型ウイルスは依然として大きな脅威だと警告もしています。

3年4か月と4日、長い長い時間が経過しました。

そしてようやく、日本も新型コロナウイルスの感染症分類の位置づけが変更となりました。
他国と比較しても遅い方だと思います。
日本は、協議・検討・行動・決定が遅いと言うよりも「慎重」、あるいは「何かあったらどうするんだ」などと言った、責任の所在問題等で決定に至る経過が素晴らしく長く、遅いのだろうなと思います。
良くもあり、悪くもあり、はるか大昔からある慣習でしょうね。
この点については、日本が世界に存続している間は、劇的な変化はしないでしょう。

2023/5/8 から新型コロナウイルスが2類 → 5類 となり、色んな事が変化しました。
「変化」ではなく「新型コロナウイルス以前に戻った」と言う方が正確な表現かもしれません。

内閣官房HPに最新情報

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付け変更後の基本的感染対策の考え方について

今後の方針 トピック(内閣官房HPから引用)

  • 新型コロナの感染対策変更年月日 → 2023/5/8
  • 変更前 : 法律に基づき行政が様々な要請・関与をしていく仕組み
  • 変更後 : 個人の選択を尊重し、国民の皆様の自主的な取組をベースとしたもの
  • 基本方針: マスク着用の取扱いと同様、主体的な選択を尊重し、個人や事業者の判断に委ねる
  • 政府の対応
    • 政府として一律に求めることはなくなり、個人や事業者は自主的な感染対策に取り組む
    • 政府は、個人や事業者の判断に資するような情報の提供を行う。

感染症の1~5類の分類

厚生労働省に掲載されている最新版は「平成26年3月」でした。
本日(5/8)、新型コロナウイルスが5類に移行となったので、今ごろ一生懸命に
更新されている役人がいるのかもしれませんね。笑

感染症の範囲と類型

感染症の範囲及び類型について(厚生労働省HPから引用)

新型コロナウイルスが蔓延したことで感染症の分類などに興味がわきましたが、ほとんどの人は知る機会がなかったのではないでしょうか。
エボラ出血熱、コンゴ出血熱などアフリカで感染が拡大したとニュースで見たことがあるので知ってはいました。
他にも、痘そう(天然痘)、南米出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱があります。

ペストは欧州で猛威を振るった歴史があることは知っていましたが、マールブルグ病、ラッサ熱、南米出血熱が危険なウイルスだと私は知りませんでした。

どんな感染症なのか調べてみました。

  • 痘そう|厚生労働省
    • 臨床的特徴
      • 主として、飛沫感染によりヒトからヒトへ感染する。
        患者や汚染された物品との直接接触により感染することもある。
        エアロゾルによる感染の報告もあるが、まれである。
        潜伏期間は約12日(7~17日)で、感染力は病初期(ことに4~6病日)に最も強く、発病前は感染力はないと考えられている。
        すべての発疹が痂皮となり、これが完全に脱落するまでは感染の可能性がある。
    •  主な症状
      • 前駆期
        • 急激な発熱(39℃前後)、頭痛、四肢痛、腰痛などで始まり、発熱は2~3日で40℃以上に達する。第3~4病日頃には、一時解熱傾向となり、発疹が出る。
      • 発疹期
        • 発疹は、紅斑→丘疹→水疱→膿疱→結痂→落屑と規則正しく移行する。
        • その時期に見られる発疹はすべて同一のステージであることが特徴である。第9病日頃に膿疱となるが、この頃には再び高熱となり、結痂するまで続く。疼痛、灼熱感が強い。
      • 回復期
        • 2~3週間の経過で、脱色した瘢痕を残し治癒する。
        • 痂皮(かさぶた)の中には、感染性ウイルスが長期間存在するので、必ず、滅菌消毒処理をする。 

(1)定義 に、「痘そうウイルスによる急性の発疹性疾患である。現在、地球上では根絶された状態にある。」と記載されていますが、1類感染症に分類はされたままです。
これ以上、深追いすると大変なことになりそうなので止めておきます。笑

  • 南米出血熱|厚生労働省

    • 臨床的特徴
      主な感染経路は、ウイルス保有ネズミの排泄物、唾液、血液等との接触である。
      潜伏期間は7~14日で、初期症状として突然の発熱、筋肉痛、悪寒、背部痛、消化器症状がみられる。
      3~4日後には衰弱、嘔吐、目まいなどが出現し、重症例では高熱、出血傾向、ショックが認められる。
      歯肉縁の出血が特徴的とされるが、その後皮下や粘膜からの出血に進展する。
      神経症状を呈することもあり、舌や手の振戦から、せん妄、こん睡、痙攣に至る。
      致死率は30%に上るとされる。
      回復例では発症後10~13日頃から寛解傾向がみられるが、最終的には数ヶ月かかることが多い。
  • ペスト|厚生労働省

    • 臨床的特徴
      リンパ節炎、敗血症等を起こし、重症例では高熱、意識障害などを伴う急性細菌性感染症であり、死に至ることも多い。
      臨床的所見により以下の3種に分けられる。
    • 腺ペスト(ヒトペストの80~90%を占める)
      • 潜伏期は2~7日。感染部のリンパ節が痛みとともに腫れる。
      • 菌は血流を介して全身のリンパ節、肝や脾でも繁殖し、多くは1週間くらいで死亡する。
    • 敗血症ペスト(約10%を占める)
      時に局所症状がないまま敗血症症状が先行し、皮膚のあちこちに出血斑が生じて全身が黒色となり死亡する。
    • 肺ペスト
      ペスト菌による気管支炎や肺炎を起こし、強烈な頭痛、嘔吐、39~41℃の弛張熱、急激な呼吸困難、鮮紅色の泡立った血痰を伴う重篤な肺炎像を示し、2~3日で死亡する。
  • マールブルグ病|厚生労働省

    • 潜伏期間:3~10日間。発症は突発的である。
    • 症状:発熱、頭痛、筋肉痛、皮膚粘膜発疹、咽頭結膜炎に続き、重症化すると下痢、鼻口腔・消化管出血が見られる(エボラ出血熱に類似する)。
    • マールブルグウイルスの自然界からヒトへの感染経路は不明である。
    • ヒトからヒトへは血液、体液、排泄物との濃厚接触及び性的接触によりウイルスが伝播する。
    • ドイツにおける集団発生(1967年)においてはアフリカミドリザルの血液、組織との接触によるものであった。
    • アフリカ(ケニア等)での発生例にはサルは無関係であった。
    • 治療法はなく、対症療法のみである。
  • ラッサ熱|厚生労働省

    • 臨床的特徴
      発症は突発的で進行は緩やかである。
      マストミスに咬まれたり尿や血液に触れたり、あるいは感染発症者の血液、体液、排泄物等に直接接触する等の後、潜伏期間(7~18日)を経て、高熱(39~41℃)、全身倦怠感に続き、3~4日目に大関節痛、咽頭痛、咳、筋肉痛、次いで心窩部痛、後胸部痛、嘔吐、悪心、下痢、腹部痛等が認められる。
    • 重症化すると顔面頚部の浮腫、眼球結膜出血、消化管出血、心のう炎、胸膜炎、ショック。
    • 重症経過で治癒後、一側あるいは両側のろう(難聴)を示すことが20%以上ある。発症期の症状はインフルエンザ様である。

マストミスとは?
マストミスはアフリカ原産で齧歯目ネズミ科ネズミ亜科に属し、ラッサ熱の病原体(ラッサウイルス)の自然宿主として知られています。
このため、2003年11月より日本への輸入は全面禁止となっています。
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
疾患モデル小動物研究室HPから引用

雑感

日本では、あまり馴染みがなく、聞く機会が少ない感染症が世界にはたくさんあるのだと知りました。

皆さんは、ご存じでしたか!?
日本は、規律正しく、清潔、決められたことは守る、同調文化で監視社会。(マスク警察が大活躍)
これらの影響で、新型コロナウイルス感染死亡者が圧倒的に少なく済んだと言われています。

咳をコホコホすると周囲の目が怖かったり、うっかりマスクをするのを忘れたりすると冷ややかな目で見られたりした記憶があります。

マスクの売れ切れが続出して、1枚 50円もしないマスクが1,000円したり、買うのに1時間も並んだり。

この3年間は異常でしたよね。

生きている間に、同じようなパンデミックが起こるのか分かりませんが、この3年間を過ごした人達は、間違いなく特異な体験をしたとは思います。
2023/5/8以降、この新型コロナウイルスがどのような扱いになっていき、強毒化した上に感染爆発が再発したらどうなるのか・・・、など世界的な動向は変化し続けていくのだろうと思います。
そして、マスクをすることが完全に習慣化してしまった私は、これからもマスクをし続けようと思っています。笑

 

では、また!

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