甲子園 開催中
今年も夏の甲子園が開催されてますねー!
現在(2023/8/14 16時頃)の甲子園の天候はと言うと・・・
- 気温: 31℃
- 降水確率: 90%
- 湿度: 71%
- 風速: 4 m/s
甲子園のグランドレベルでの体感温度は「40度をはるかに超える」のそうだ。
下手したら「50度超え」もあるそう。
高校生諸君に限った話ではなく、炎天下で野球をすれば熱中症対策をしたところで大した意味がないのではないか!?・・と私はそのように思う。
だって暑いんだもん。笑
そんな未来ある若者を炎天下で野球を倒れるまでやらせる環境を今のままにするのは、もう無理があるなーと思うのですが・・。
大阪ドームでやればいいのに!!・・と素人は誰でもそう思うのではないでしょうか。
甲子園から大阪ドームの距離をGooglemap で調べたら16kmしかありません。
ただ、この「物理的距離が問題」ではなくて「甲子園の歴史」が重すぎて高校野球の場所を変更できないのでしょうね。
でも熱中症は死に至る可能性があるわけで、その対策をどうしようかと考えたのが今年の夏の甲子園から導入された「クーリングタイム」になるのでしょう。
クーリングタイムとは?
2023年の夏の甲子園、地方予選から暑さ対策として、導入されました。
- ベンチ裏で体を冷やす時間を作った
- 選手たちが5回終了後に10分間の休息
- 両ベンチ裏に扇風機やスポットクーラー、体温を感知するサーモグラフィーの設置等を完備したクーリングスペースを用意。(室内の気温は27度くらい)
地方によっては、休憩時間が5分の地方もあればサーモグラフィーを用意していない地域もあったようですが、いずれにしましても何かしらの暑さ対策を講じるようになったようです。
蛇足ですが、サーモグラフィーって5万~50万円以上のものまであるんですね。
値段違い=測定精度 なんですかね!?
あるいは測定できる温度の幅??
良く分かりませんが、色々とあることだけは分かりました。笑
海外に行ったときに渡航先でも日本でもSARSのときぐらいから、サーモグラフィーが設置されるようになりましたよね。
その経験と機器がコロナ時に役立ったと言うことでしょう。
↓ こちら、約5万円
↓ こちら、約70万円!!
クーリングタイムの効果は!?
↓ こちらはクーリングタイム導入に前向きな記事です。
土浦日大の小菅監督も「クーリングタイムは、私としても助かりました」と振り返る。
サーモグラフィーでは、クーリングタイム突入直後は、一時的に「45度」を示した選手もいたそうだが、これが数分間の休憩で「37度」近くまで落ちるのを確認できたといい「戦術に関しては、10分間の、最後の2、3分でできますからね。
10分間もあまり長く感じなかったです」と語る。
今大会初導入のクーリングタイム 数分間で「45度→37度」に下がった選手も 暑さ対策で5回終了時に10分間【夏の甲子園】:「おっ!」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!
↓ こちらはクーリングタイム導入に批判的?な記事です。
猛烈な暑さだった大会初日の第1、第2試合では担架で運ばれるなど、クーリングタイムが実施された6回以降に体調不良を訴え交代する選手が続出。
聖光学院(福島)の小室は6回1死で、左のふくらはぎと太腿裏がけいれんして降板。「クーリングタイムの時に涼しい場所にいすぎたので、それがちょっと(良くなかった)」と振り返った。
足つる選手続出…逆効果?クーリングタイム運用に大会本部見解 「冷却中も軽運動呼びかけ」など改善策― スポニチ Sponichi Annex 野球
まぁ、実に日本らしいと言うかなんというか。
「何か新しい試みをすると必ず出る批判的な意見」ですね。
この2つの記事は「聖光学院 VS 土浦日大」の試合なんです。
新しい試みをしたことを大いに評価し、フィードバックして良いものに仕上げていけば良いのに、なぜこのような記事の書き方をするのか大いに疑問です。
Sponichi のように批判的、逆効果?等の記事を出すから、および腰になって新しいことで出来ないのが日本文化だと改めて良く分かります。
まさに「THE マスゴミ」の典型ですね。
他に暑さ対策はある!?
他に何か暑さ対策はないのかと、色んな人が協議・検討をされているようです。
- ヤンキースで大活躍していた松井秀喜
「過密な日程をどうにかしたらどうか」と提言されていましたが、以下の点から難しいようです。- 過密日程を避けたとしても8月下旬~9月上旬の暑さは大きくは変わらない
- 夏休みが終わってしまう
- 秋開催だと受験勉強に影響が出てしまう
- 伊集院光
準決勝くらいから甲子園にしてそれまでは大阪ドームにしてはどうか
この提言については高校生のアンケート結果で「夏の甲子園を目指すから厳しい練習に耐えられる」と野球をする本人たちが夏の甲子園で野球をすることを強く望んでいる結果だったそうです。
他にも賢い見識者が喧々諤々と議論していると思いますが、中々 良い案がないのかもしれません。
もう、これしかない。
甲子園の開閉ドーム化!!
あるいは、西武球場のように後付けでドーム化する(空調が効くような構造に)
甲子園は天然芝なので完全閉鎖空間(東京ドームのような)にするわけにはいかないでしょうから、そうなると開閉式ドームにするしかありません。
西武球場のドーム化の費用は「約180億円」と記事がありました。
こうなると他のドームの建設費用を知りたくなりますね。笑
2017年1月27日時点の記事でしたが、全国各地のドーム建築費用ランキングの記事がありました。
上記の記事に加え、日本ハムの本拠地エスコンフィールドを加えました。
- 福岡ドーム 760億円
- エスコンフィールド 600億円
- 京セラドーム大阪 498億円
- 札幌ドーム 422億円
- ナゴヤドーム 405億円
- 東京ドーム 350億円
この建築費用を見ると西武ドームの費用は破格の180億円!!笑
ただ、ベルーナドーム(ネーミングライツで本拠地名称が当初から変わっている)は人工芝なんですよね。
エスコンフィールドは天然芝です。
札幌ドームは野球は人工芝、サッカーは天然芝です。
札幌ドームは「ホバリングシステム」を世界で唯一採用しています。
↓ ホバリングシステムについて書いてありますので良かったら過去記事も読んでね。
甲子園の美しい天然芝を残そうと思ったら、どうしても開閉式になるとしたら、改修ではなくて甲子園を新しく建築することになってしまうのかもしれません。
雑感
日本の気候は今では東南アジアより暑いわけで、こんな暑さの中でスポーツをすること自体が間違っていると思いますが、過去の歴史が邪魔をしてやめられないジレンマを抱えてもいるのでしょう。
命をかけてまで夏に甲子園で野球をすることないのでは!?・・・と思って簡単にやめられる状況でもないでしょうから関係者は苦悩を抱えているのでしょうね。