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Netflix 映画レビュー 永遠の0(主演 岡田 准一、三浦 春馬)

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タイトル 永遠の0

 

おすすめ度

★★★★★★★★★★(10/10)

興行成績

公開日 2013/12/21

累計興行収入 87.6億円

観客動員数  700万人

トピック

原作は、百田尚樹の小説。

小説本はオリコン本ランキングで史上初となる400万部を突破した。

キャスト

宮部 久蔵(岡田 准一)

佐伯 健太郎(三浦 春馬)

大石 松乃(井上 真央)

佐伯 慶子(吹石 一恵)

佐伯 清子(風吹 ジュン)

大石 賢一郎(夏八木 勲)

井崎 源治郎(橋爪 功)

あらあらのあらすじ

家族に再会するため、徹底して生きることに拘っていた零式艦上戦闘機(通称、ゼロ戦)の搭乗員、宮部久蔵(岡田 准一)。

その孫にあたる佐伯健太郎(三浦 春馬)は、弁護士を志していたが司法試験に何度も落ち、すっかりやる気を失いダラけた生活をしていた。

健太郎は、母の清子(風吹 ジュン)と姉の慶子(吹石 一恵)から祖母の大石 松乃(井上 真央)は、現在の祖父の大石 賢一郎(夏八木 勲)と再婚していたという事実を初めて聞かされる。

健太郎の実の祖父である宮部久蔵は特攻隊員として享年26歳で戦死していたが、それ以上のことは清子も知らなかった。

ノンフィクション作家を目指している姉の慶子から健太郎に、一緒に実の祖父(宮部 久蔵)について調べてほしいと相談があった。

最初は取材費用としてお小遣いが目当てで協力を受けた。

宮部が所属していた旧日本帝国海軍の仲間に宮部のことを聞くと「海軍イチの臆病者」だったと話を聞かされた。

宮部は、命をかけて国のために闘え!!・・・と体罰を加えられ、厳しく指導・教育をされていた。

宮部のように死なない闘い方、周囲には死ぬなとの発言をすることで、臆病者、非国民と罵られ、軽蔑、あるいは多くの上司、同僚、部下、後輩、多くの軍人から反感を買っていた。

宮部は陰で毎晩、自身の肉体鍛錬を怠らず、戦闘機のエンジン音に耳を澄ませ、不具合があれば整備士に直すよう機体整備にも拘りを持っていた。

旧海軍の宮部を知る人に話を聞くと、反感を買っているだけではなく命を救われた人もいた。

賢一郎もその中の一人で、賢一郎が特攻に出撃する直前、機体の不調を見抜いた宮部は自分を救うために強引に飛行機を交替させられた。

終戦後、賢一郎は宮部の妻の松乃と子供の行方を探し出し、生活支援をし続けた。

その後、賢一郎と松乃は再婚し・・・。

感想

第二次世界大戦当時の日本の国名は、大日本帝国。

軍国・帝国主義の時代。

本当は、宮部のように言いたかった軍人は絶対にたくさんいたと思うんですよね。

ですが、このままでは戦争に敗北し、アメリカに占領されてしまうと家族がどうなってしまうかわからない。

日本のためでもあり、家族のために「特攻で軍艦・空母を轟沈させ、戦争に勝つしかない」と考えるしかなかったのではないか。

そのように私は思っています。(個人の意見ですが)

国のために玉砕死することが称えられていたこの時代は、まさに狂気でしかありません。

「称えられていた」ことは「狂気」であると感じますが、家族のために特攻をして亡くなったことを否定しているわけでは断じてありません。

家族のためにした特攻は、日本存続のためになっていたのが実態ではないかと思います。

上記のように思っている証拠ではありませんが、私は台湾の台南にある特攻神社にお参りに行っています。(いつかブログに書こうと思います)

周囲から「臆病者呼ばわりされても家族の元に帰る」行動をしていた宮部が、最後の最後、本当に最後に仲間(後輩)が搭乗する機体トラブルを起こしている機体をエンジン音で見抜き、強引に自身の正常に飛べるゼロ戦と交換させました。

これまで何とか生き延びてきたのは「家族のため」なのに、なぜ最後は後輩を生かして自身は特攻に行くことを選択したのか。

そして、アメリカの軍艦、空母に設置されていた対空砲に、宮部は高い操縦技術で対抗した。

当時では最新鋭兵器であった近接信管(戦闘機が弾丸に近接すると自発的に爆発する)に対抗する唯一の方法は、海上面をすれすれで飛行して近接信管を使用した対空砲の弾丸を誤爆させることで掻い潜り、標的の空母頭上目掛け急上昇。

その後、急降下をしながら空母に突撃しようとした。

そして、最後に見せたのは宮部のニヒルな笑顔。

宮部の最後の表情の部分は、脚本では以下のように書かれていたそうです。

以下、引用

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「静かに澄みきり、微笑みすら浮かべている」

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監督の意図は?

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「宮部の人生最後の顔は、単純に一つの表情で終わらせたくなかった。

この顔を見てお客さんは劇場を後にするわけだから、ここに作品の全てを込めたかった。

泣く、笑う、怒る、悩む、色んな感情が入り混じって渾然一体となった表情を見せたかった」

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脚本、監督の意図、ともに難しくて良く分かりません。笑

受け取り方は映画を見る側、十人十色で、受け取る人の感性で違いが生じる。

・・と言うところでしょうか。

 

私は、宮部の笑顔を見てどのように感じたのか・・・・。

それは、心の中にしまっておきます。笑

 

皆さんは、どのように感じましたか?

まだ見てない人は、ぜひ見てみてくださいね。

とても面白いですから!

 

では、また!


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