ANA システム障害
ANAのシステム障害の影響を受けた人たちが2万2000人、航空機55便が欠航。
これは、公共インフラとしてはかなりのダメージですね・・・。
↓ 日経XTECH引用です。
上記のニュースを見ると今回不具合が生じたable-D と言う旅客系基幹システムのサーバーは、A系とB系で二重化させていたようですが、どうやらB系はコールドスタンバイだったようですね。
ニュースの文面だけを見ると以下のようです。
- A系とB系のサーバーの冗長化は、それぞれ RAID1 であった。
- B系はコールドスタンバイだったと思われる。
- A系からB系にシステム切り替えに時間を要し、かつコールドスタンバイだったのでA系のデータはB系に複製されておらず、全復旧とはならなかった。
全国の空港を網羅していて、何万人の旅客データ、連携されている他のシステムデータの全てをウォームスタンバイさせるのは技術的に難しいのか、あるいはデータ量が膨大過ぎて不可能なのか・・・。どうなのかは私には分かりませんが、きっと出来ないのでしょうね。(詳しくは分かりません)
旅客系基幹システムと言うくらいなので、ANA内のあらゆるシステムと連携しているでしょうから目に見える影響は旅客チェックインだったようですが、裏ではもっと大きな影響があったのもしれませんね。
コールドスタンバイ、ホットスタンバイ、ウォームスタンバイとは!?
つい先日はJALでも障害がありましたし、コンピューターに頼り利便性を向上させると障害発生時のダメージが大きくなる。
影響を小さくすると利便性が低下するとコストが上がったり、旅客獲得競争に勝ち抜けない。
帯に短したすきに長し。・・昔の人は良いことを言うもんです。笑
ANAの過去障害履歴
ネット検索すると今回のも含めて直近で4件でした。
- 2023/4/3 システム障害
- 2021/6/14 システム障害
- 2016/8/12 手荷物搬送装置設備障害
- 2016/3/22 システム障害
2016/8/12 だけ手荷物搬送装置障害となっていましたが、その他は同じような障害が起きていました。
こういったシステムを構築しているのは「人間」なわけで、どうしたって「プログラムにバグ」が生じてしまうのでしょう。
難しいタスクであればあるほど、色んな条件が複雑化してプログラマーも大変です。
東京証券のシステムも確か大障害を起こしていますし、大手銀行もです。
プログラムを構築するのは人間なので、どうしたってプログラムミス(バグ)があるわけで、このような事態をゼロにするのは技術的に難しそうです。
世界を見ても、空港のシステム障害は良くニュースで見る機会があるような気もしますし。
航空機移動がダメなら、新幹線で!!・・と機転を利かせたとしても札幌に帰るために予約していた人は、そうは簡単にいきません。
- 大洗 → 苫小牧 フェリー移動
- 東京(新幹線)→ 函館(特急 or バス or レンタカー) → 札幌
- 東京(新幹線)→ 新潟(フェリー)→ 小樽 → 札幌
- 東京(新幹線)→ 青森(フェリー)→ 函館(特急 or バス or レンタカー) → 札幌
ざっと言うと、上記の4つが東京→札幌の移動候補になります。
なりますが、本当に行動するかは移動の手間暇と費用の問題がありますから、どれだけ重要な用事なのかによりますね。笑
そう考えると、飛行機って遠ければ遠いほど移動が楽になる交通機関です。
LCCなんて成田 → 新千歳 5000~6000円で行けちゃうんですからよい時代になったもんです。
大洗から苫小牧までの概要(フェリー)
- 運航は商船三井フェリー
- 移動時間 約18時間
- 費用 7,840円(大人1名)
意外と安い印象がありますが、かかる時間が容易ではない。笑
寝ても寝ても、もう一度寝て起きてご飯食べた後でも海の上なイメージ。笑
フェリーで北海道に行くには、ノンビリとした旅行で行きたいもんですね。笑
なんて考えていたら、いつの日かクロスカブで大洗 → 苫小牧 で北海道に上陸してツーリングをいつかしてみたいなー、と思いました。
では、また!