2023年 建築物衛生管理技術者(国家資格)を受験!
2023/11/1 追記
建築物衛生管理技術者試験の合格発表がありました。
建築物衛生管理技術者試験の合否について記事にしましたので、良かったら読んでくださいね。
↓ こちら。
建築物衛生管理技術者、ビル管理士とも呼ばれています。
どうしても欲しい資格・・・だったわけでは決してありません。笑
40代後半になって物忘れも激しくなり、と言いますか、そもそも記録力が激しく低下の一途。
何か勉強しておかないと脳が退化の一途なので、建築物衛生管理技術者の資格取得を目指しつつ、っボケ防止に活用。笑
それにしても、この資格(国家資格)は範囲が広い上に難しいんです。
建築物衛生管理技術者 資格概要
この資格は、通称で「ビル管理士」あるいは「ビル管」などと呼ばれる機会が多い資格です。
私は、この資格を昨年 受験するまで正式名称を知りませんでした。笑
ホテル、旅館、デパート、ビル、商業施設、各学校、映画館など不特定多数が出入りする大きめな建物の維持管理に対する指導・監督を実施することが役割です。
各施設の中の空気環境測定、給排水設備、空調設備、清掃、害虫防除(ゴキブリやネズミなど)が主たる業務になります。
特定建築物とは、延べ面積3,000平方メートル以上、学校に関しては8,000平方メートル以上の建物が対象となっており、この建築物環境衛生管理技術者資格保有者を置くことが義務付けられています。(常駐や契約行為は義務付けられていません)
なんだか、難しいことがネットに書かれていますが、簡単に言うと不特定多数が出入りする建物の居住環境を整えよ!とお国が仰り、その環境を整えるには建築物衛生管理技術者の資格を持っている人が指導・監督する権利を有してるからねー、ってことだと勝手に理解しました。笑
資格取得 必要事項
以下、公益財団法人 日本建築衛生管理教育センターHP 受験資格から引用
- 実務経験 2年間
- 建築物の用途
- 興行場(映画館、劇場等)、百貨店、集会場(公民館、結婚式場、市民ホール等)、図書館、博物館、美術館、遊技場(ボーリング場等)
- 店舗、事務所
- 学校(研修所を含む)
- 旅館、ホテル
- その他 1から4までの用途に類する用途
多数の者の使用、利用に供される用途であって、かつ、衛生的環境もアからエまでの用途におけるそれと類似しているとみられるものをいいます。
- 受験資格に該当する用途
- 共同住宅、保養所、寄宿舎、保育所、老人ホーム、病院等
- 受験資格に該当しない用途
もっぱら倉庫、駐車場、工場(浄水場、下水処理場、清掃工場、製造工場等)等の用途に供されるもの。その他特殊な環境(通信施設、発電所等)にあるもの。- 建築物における環境衛生上の維持管理に関する実務とは、次に記載されている業務をいいます。
- 空気調和設備管理
- 給水、給湯設備管理 (貯水槽の維持管理を含む。浄水場の維持管理業務を除く)
- 排水設備管理 (浄化槽の維持管理を含む。下水処理場の維持管理業務を除く)
- ボイラ設備管理
- 電気設備管理 (電気事業の変電、配電等のみの業務を除く)
- 清掃及び廃棄物処理
- ねずみ、昆虫等の防除
この建築物衛生管理技術者を受験だけでも受験資格がこんなにあるんです。
この時点で心がバキバキに折れそうに何度なったことか。
そして、受験申込みがこれまた「めちゃくちゃ面倒」なんです・・・。
実は昨年も受験して見事に落ちました。笑
試験・申し込み・受験費用
例年、10月の第1日曜日に実施されています。
- 試験日 2023年 10月1日(日)
- 合格発表日 2023年 11月1日(水)午前10時
- 受験申込期間 2023年 5月7日(日)から 6月15日(木)
- 受験票送付 2023年 9月6日(水)
- 受験費用 13,900円(消費税は非課税)
資格合格の条件とは?
- 試験問題全体の得点率が65%以上
- 科目ごとの得点率が40%以上
上記が建築物衛生管理技術者資格の合格基準になっています。
試験問題は、全科目合計 180問 あります。
よって、合格するには117問/180問の正解が最低ラインとなります。
科目は、7科目が出題されます。
全科目の得点率は、40%以上でなければなりません。
- 建築物衛生行政概論
- 建築物の環境衛生
- 空気環境の調整
- 建築物の構造概論
- 給水及び排水の管理
- 清掃
- ねずみ、昆虫等の防除
上記の7科目は、1科目でも得点率 40%を下回ると・・・不合格でございます。
それは、全試験問題数の180問に対しての得点率が65%以上(117問以上の正解)であっても不合格です。
他の国家資格には、科目単位での合格があったりしますが、この建築物衛生管理技術者の資格は、科目合格の制度はありません。
今年、不合格の場合は来年も全科目得点率65%、科目単位の得点率45%は不変であります!
ただし! 一つだけ利点があるとすれば、初回の実務経験証明書発行から5年間は再提出する必要はありません。
それと初回申込年度に不合格で次年度も申し込む場合は、ネットでの申し込みが可能になり、この点はかなり申し込みが楽なので助かります。
いや、助かるも何も合格すれば次年度の申し込み自体が無くなるんですけどね。笑
科目ごとの試験問題数
科目ごとの試験問題数と得点率(正解数)、全科目の得点率は以下の通りになっています。
- 建築物衛生行政概論
- 問題数 20問
- 40%以上の正解数 8問以上
- 建築物の環境衛生
- 問題数 25問
- 40%以上の正解数 10問以上
- 空気環境の調整
- 問題数 45問
- 40%以上の正解数 18問以上
- 建築物の構造概論
- 問題数 15問
- 40%以上の正解数 6問以上
- 給水及び排水の管理
- 問題数 35問
- 40%以上の正解数 14問以上
- 清掃
- 問題数 25問
- 40%以上の正解数 10問以上
- ねずみ、昆虫等の防除
- 問題数 15問
- 40%以上の正解数 6問以上
- 合計
- 問題数 180問
- 65%以上の正解数 117問以上
毎年の合格率はどれくらい?
概ね、15%くらいの合格率です。
約10,000人が受験して合格が約1,500人ほど。
8,500人が、不合格でヤケ酒したらかなりの経済効果ですよ!笑
- 令和30年度
受験者数 11,069人
合格者数 2,339人
合格率 21.1% - 令和元年度
受験者数 10,146人
合格者数 1,245人
合格率 12.3% - 令和2年度
受験者数 9,924人
合格者数 1,933人
合格率 19.5% - 令和3年度
受験者数 9,651人
合格者数 1,707人
合格率 17.7% - 令和4年度
受験者数 9,413 人
合格者数 1,681人
合格率 17.9%
受験の感想
まず、試験中に挫折。笑
過去問は6年ほど遡り、得点率は90%以上だったのに!!
過去問と全く同じ問題なんてのは「ほんの2,3問」しか出なかったです。
まぁ、そうですよね、同じ問題を出していたら合格率が上がってしまいますもんね。
「問題を暗記するのではなくて理屈で覚えよ」ってメッセージですか。
分かってるんですけど試験範囲が広すぎるんですよー。
脳細胞の半分は死んでるんだから覚えるのが非常に極めて恐ろしく厳しいっっ!笑
さっき見てたページの内容、1ページめくったらば、もう忘れてますから。笑
人間って、年齢を重ねると鳥と同じレベルで3歩したら全てを忘れるようになりますね、きっと。笑
過去問をしている中では、正解の確信が持てていた。
本番では「えー?これかなー?、まてよーこれかなー?」となって、結構な時間がかかりました。
計算問題は全捨て。
ほんの数問しか出ないし、そのために時間を使って勉強するには私の脳細胞は極めて非常に恐ろしく古くなっている。笑
受験結果は!?
合格発表は、11月1日なのでまだ未確定な状態でモヤモヤしてます。笑
自己採点では122問の正解(なはず)。
科目ごとも40%は超えていたので、今年はまさかの合格!!なはず。
いやー、ビックリしました。
まさか合格ラインを突破しているなんて!!!
奇跡とはまさにこのこと。
カイジ風に言えば「なんて僥倖だっ!!」です。笑
試験中は、見たことも聞いたこともない問題ばかりで諦めてましたけどね。笑
だって、昼休みに靖國神社にお参りに行って昼休み中に勉強なんて1秒もしてませんから。笑
↓ 良かったら過去記事も読んでね。
こちらで毎年、建築物衛生管理技術者の解答速報をしてくれています。
毎年って言っても、私が知ってるのは去年と今年だけですけど。笑
メールを登録すると解答速報のPDFを送付してくれます。
もし、本当に建築物衛生管理技術者の資格に合格していると確定したら(11月1日の合格発表後)、どんな感じで勉強をしてきたか記事にしてみようと思います、私の頑張った歴史を残すためにですが。笑
合格していたら、つづく! です。笑