バイクの夜間走行は危険がいっぱい
2023/8/2、8/6 の二日間、クロスカブで夜間走行をしました。
これまでほんの数回ではありますが夜間走行をしてはいますが、改めて思ったのは「バイクの夜間走行は怖い」ってことです。
では、何が怖かったのか・・・。
視界が目の前しか見えない
とにかくバイクの夜間走行で怖いのは、視界が「目の前」しか見えないことです。
感覚的な距離にすると5~10mくらいです。
実際は、もっと奥行が取れていると思いますが体感では本当に目の前しか見えない印象が凄く強いですね。
車に慣れているとバイクのライトは、すぐ目の前しか照らしてくれないと強く感じます。
これがとにかく怖い。
- カーブがどれくらいキツイのか
- 少し走ったらT字路になっているのか
- 少し遠くの脇道から急に自転車や歩行者が出てこないか
これらが見えないことで予測出来ないから、と思いました。
全てを考慮してバイクで走ると恐らく走行時のスピードは30km以下になってしまいます。笑
ハイビームにしても視界は大きく変化しません。
特に田舎道を走る場合は、本当に怖いなーと思いました。
信号が明るくて信号以降の道が全く見えない
信号がLEDになったから??・・・か分かりませんが、信号の照度が高いのか良く分かりませんが信号直下より以降の道が私には何も見えません。
信号は青でも歩行者がまだ歩いているのか、道が曲がっているのか、直線なのか、何も見えないんです。
極端に目が悪いわけでは決してないのですが、とにかく夜間は何もかもが見えづらくてバイクで走ること自体が凄く疲れますね。
カーブで曲がるときのライト
カーブをぐぃ~と曲がっていくとき、ライトが車体に固定されているので進行方向をライトが照らしてくれないんです。
仮にハンドルとライトの方向が同期していたとしても、バイクのハンドルは車のように大きく曲げるわけではないので同じかとは思いますが。。。
いずれにしても、直線でも見づらいのにカーブではさらに先が見えづらい!
後ろから迫ってくる車
視界の奥行が良く見えないので、やむなくスピードを50kmくらいにすると後ろから車が迫ってきます。
それも車間距離が凄く近い!笑
仕方ないのでスピードを出したいところですが、急に表れてくるカーブのRがキツイと曲がり切れない可能性があるため、それはそれで怖い。
前も怖い、後ろの車も怖い。
もうこの精神的圧迫が嫌になるんですよーー!!
バイクの夜間走行時に気を付けた方が良いこと
自分が思う、バイクでの夜間走行時に気を付けた方が良いことをづらづらと書きたいと思います。
- 明るい色の服を着用する
- 白、黄など周囲から良く見える服の色にする
- 周りの車に「バイクがここにいるよー!」とアピールする
- 可能な限りスピードを落として走る
- 急停止可能なスピードまで落とす
- 想像よりキツイRのカーブでも曲がり切れる速度にする
- かもしれない運転をする
- 歩行者が出てくる「かも」しれない
- 思っていたより急なカーブ「かも」しれない
- 道路に大き目の穴が空いている「かも」しれない
- 緊張感を持つ
- ボンヤリしない
- 小まめに休憩する
- ロービームとハイビームは小まめに切り替える
- 可能な限り視界を確保する
- 車に存在を知ってもらうため
夜間は昼間より死亡事故が発生しやすい
三井ダイレクト損保に夜間走行の方が事故の発生件数が多いと書いてありました。
令和元年における昼夜別の人身事故発生件数をみると、昼間は278,509件、夜間は102,728件と昼間のほうが3倍近く多いのですが、死亡事故件数については、昼間は1,569件、夜間は1,564件とほぼ同数です。
これを人身事故1,000件当たりの死亡事故件数で比べてみると、昼間の約4.5件に対して夜間は約15.2件と3倍以上も多く、夜間は昼間に比べて死亡事故が発生しやすいことを示しています。
昼夜において発生している事故件数を1,000件あたりに換算すると、昼間走行時の3倍以上、夜間走行時の死亡事故が多いと示されています。
参考 夜間走行の安全運転(youtube)
Youtubeに夜間走行の動画がありましたので参考までに掲載しました。
皆さん、昼間もそうですがバイクでの夜間走行時は、安全運転を心がけましょう!
ご安全に。