北海道コンサドーレ札幌 不屈の男 深井一希 密着ドキュメント
北海道コンサドーレ札幌を代表する選手、深井一希(ふかい かずき)
深井 一希 選手紹介(北海道コンサドーレ札幌HPから引用)
深井は、前十字靭帯を4度も断裂している。
そのたびに過酷なリハビリの乗り越えて復活してきた。
それゆえ、深井はサポーターから「不屈の男」と呼ばれている。
直近では、2022/9/15 深井はトレーニング中に4度目の前十字靭帯を断裂してしまっている。
このニュースに、北海道コンサドーレ札幌のサポーターのほとんどが号泣したと思う。
「もう深井を辛い目に合わせるな!」・・・と。
この時、私は「この世にサッカーの神様は絶対にいない」と思いました。
その3日後、チームメイト全員が深井の背番号8番のユニフォームを着て試合前の挨拶をした。
「深井へ勝利を届けよう」#consadole #コンサドーレ https://t.co/j2NbwRCpGF pic.twitter.com/W3QSKKrq9z
— 北海道コンサドーレ札幌公式 (@consaofficial) September 18, 2022
深井の怪我をニュースで知って、もう涙も出なく、ただただ悲しく仕方ありませんでした。
そのような世界を見渡しても稀な経験をすることになった深井の怪我、選手としてどのように感じてきたのか密着ドキュメントとして、HBC(北海道ローカルTV局)が6/18 ローカル放送したが、なんとYoutubeで公開。
HBC北海道放送局と北海道TV HTB 水曜どうでしょう、は別の放送局なので注意されたし。
↓ こちらは北海道のローカルスター、大泉洋とミスター(鈴井貴之)の伝説の番組、水曜どうでしょう
完全に話がそれました・・・。
水曜どうでしょうの話がしたいのではなくて、北海道コンサドーレ札幌の深井の密着ドキュメントの話に戻ります。
HBCの密着ドキュメントをJリーグの公式Youtubeチャンネルが公開しました。
↓ こちらHBCの未公開インタビュー
深井一希 経歴
- 小学校1年生でサッカーを始め、地元コンサドーレ札幌ユースU-12に入団。
- 2011年
北海道コンサドーレ札幌アカデミー U-18 プレミアリーグイーストで優勝。
U-17日本代表に選出され2011 FIFA U-17 W杯 で主力メンバーとしてBEST8入り。
U-18日本代表にも飛び級で招集され2011SBSカップ国際ユースサッカー、AFC U-19選手権2012予選などに出場した。 - 2012年
北海道コンサドーレ札幌アカデミー U-18 プレミアリーグイーストで2位の成績を収め、第20回Jリーグユース選手権大会で優勝。 - 2012年11月
中原彰吾、永坂勇人、堀米悠斗、神田夢実、阿波加俊太と共にトップチーム昇格。
3月20日J2第4節松本戦で公式戦初先発初出場を果たす。
プロ1年目で19試合に出場した。
AFC U-19選手権2014予選メンバーとしてU-18日本代表に選出。
同年11月15日の練習中に左膝前十字靭帯断裂、全治8ヶ月と診断された。 - 2014年
復帰から1ヶ月後、右膝前十字靭帯断裂。 - 2017年
自身初のJ1となった開幕からボランチの定位置を確保するが、第5節ヴァンフォーレ甲府戦の前半14分に負傷交代、その後、左膝前十字靭帯断裂と半月板損傷の診断。 - 2018年
開幕からスタメンの座を掴み、一年を通して離脱することなくチーム最高のJ1リーグ4位に貢献。 - 2019年
リーグ戦では33試合に出場。そのうち20試合で90分フル出場した。
クラブ初となる川崎フロンターレとのルヴァンカップ決勝戦で、後半アディショナルタイム5分にラストワンプレー、福森の黄金の左から放たれたコーナーを頭で強烈に叩き込み同点にした。その後、深井は延長戦も含め120分を走り切った。
↓ こちら、アディショナルタイム 深井の同点ヘッド!
↓ 歴史に残る 2019 ルヴァンカップ決勝
- 2020年
スタメン出場が続きながら、途中膝痛に悩まされ、怪我によって出場機会を失う。 - 代表歴
- U-16日本代表
- U-17日本代表
- U-18日本代表
U-17 W杯でBEST8の結果を残したメンバーの中心に深井はいた。
深井一希の同期メンバー
南野拓実、植田直通 、室屋成、中村航輔 、鈴木武蔵、中島翔哉。
ミナミーノも深井の同期だ。
このとき、深井は欧州サッカー関係者から注目される逸材であった。
輝かしい経歴を深井は持っている。
密着ドキュメント内でも本人が言っているが、18歳でトップ昇格した後、19歳には北海道コンサドーレ札幌から移籍して海外移籍するつもりであったと。
本人としても、それくらい自信を持っていたのであろう。
恵まれたフィジカル、類まれなボール奪取能力、広い視野、冷静新着な判断と判断の速さ、フィジカルの割には柔らかいボールタッチ。
怪我をしてからトップフォームには戻れていないであろうことは、本人が一番良く理解しているのだと思う。
そんな深井に、2021年にJ1チームからオファーがあったと密着ドキュメント内で言っていた。
良かったよ、深井が移籍しなくて。笑
知らぬが仏ですね。
なんとなくですが、J1チームからのオファーは四方田監督がいる「横浜FC」ではないだろうか。
四方田監督は元々は、岡田監督(現 今治のオーナー)が北海道コンサドーレ札幌の監督になったとき、いやその前の日本代表の監督になったときにスカウティングコーチをしていた。
その後、岡田監督が北海道コンサドーレ札幌の監督になったときに一緒に札幌に来て、それからずっと北海道に居た人だ。
その四方田監督から誘われ、迷いに迷ったのではないかと推測してみました。
北海道コンサドーレ札幌のサポーターに限らないと思うのですが「自チームのアカデミー出身は他チーム(国内)には移籍しない」と思っている節があります。
いや、結構な人が移籍してますよね。笑
地元に愛着はありつつも、プロ選手としての寿命が短いサッカー選手は自分を高く買ってくれたり、自身の成長を促す環境を求めて移籍するのが常ですよね。
ただ、深井はちょっと違うのかもしれません。
ミシャは、深井を大切に扱ってきました。
リーグ戦に出場させるときも、膝の具合を見て途中交代したり、調子が悪ければ絶対に無理はさせなかったはずです。
深井はそんなミシャに感謝して移籍をしなかったのだろうなと思いましたね。
それが本人にとって良い選択だったのかは分かりませんが「良い選択であった」と思える北海道コンサドーレ札幌であってほしいと本当に心から願ってます。
今年、天皇杯、ルヴァンカップ、リーグ戦、なんでも良いから優勝して、宮澤と深井に優勝カップを上げてもらいたい。
来年は深井の背番号8のオーセンティックユニを買おう。
皆さん、ぜひ深井一希の密着ドキュメントを見てくださいね!!