旅するCrosscub

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重慶マンションに泊まった話

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香港にある、重慶マンション(チョンキン マンション)。
皆さん、重慶マンションってご存じですか?
香港はホテルが昔から高いのですが、ここ重慶マンションだけは格安の宿が集まっています。
実際の値段は、約20年前は1,000~2,000円でシングルに泊まれました。
ただ、猛烈な狭さです。
どれくらいかと言いますと、3畳はありません。
ベッド、50cmほどベッドと壁の隙間。
トイレとシャワーは当然同じ部屋に。
エアコンは窓用エアコンが設置されている部屋。
それかシーリングファンがビュンビュンと回して涼む部屋のいずれかです。
シャワーは、一応はお湯が出ますが電気で温めるタイプなので一定量を超えると水になります。
そんな重慶マンションですが、ただの安宿集合ビルなわけではありません。
それをこれからご紹介して、初めて重慶マンションに宿泊する旅人のお役に立てればと思います。

2000年代初頭の香港

重慶マンション(チョンキンマンション)の場所

重慶マンションの概要

  • 所在地: ネイザンロード沿い、MTR尖沙咀駅すぐ
  • 建設年: 1961年
  • 構造 : 17階建て、5つのブロック(A~E座)に分かれている
  • 用途 : ゲストハウス、レストラン、雑貨店、両替、電気店、住居などが混在

特徴と魅力

  • 多国籍な空間: 120カ国以上の人々が出入りしている
  • 聖地    : 格安ゲストハウスが多数あり、バックパッカーの聖地
  • 異国感   : インド料理、ネパール料理、インドネシア料理など多国籍
  • 映画の舞台 : 恋する惑星(Chungking Express)が有名

注意点

  • 治安: 香港の中で一番治安が悪いと言われている
  • 設備: ゲストハウスは安価だが、部屋は狭く、水回りの設備は最低限

参考

香港に宿泊する貧乏バックパッカーの聖地と言ってよい場所。
今では、すっかり古い話になってしまいましたが、バックパッカーのバイブルと呼ばれていた『深夜特急』の作者(沢木耕太郎)が実際に宿泊した安宿集合ビル。
50歳以上の元旅人(現役もいるでしょうが)は、深夜特急と言われたら重慶マンションをすぐに思い出すことでしょう。
年代によっては非常に有名な安宿ビルです。

ロケーション

ロケーションは最高と言ってよい場所です。
「黄金の1マイル」と呼ばれている、香港のメインストリートである彌敦道(ネイザンロード)。
特に賑やかで華やかな尖沙咀(Tsim Sha Tsui)から佐敦(Jordan)までの約1.6キロの区間を指す呼び名なのですが、このネイザンロードに面しているのです。
他にもアベニュー・オブ・スターズ(星光大道)、スターフェリーまで徒歩で約10分ほど。
地下鉄駅(尖沙咀駅)が、すぐ目の前にありますから香港の至る所にすぐに行ける場所にあると言ってよいでしょう。

重慶マンションの治安は悪い?

結論から言います。
現在は、過去と比較すると『かなり改善し、十分に安全に気を付ければ宿泊可能』と言えるでしょう。
ただ、女性単独の場合は本当に気を付けてくださいね。
気を付けるとは具体的に何か。
例えば、重慶マンションの非常階段を使わないことが例に挙げられます。
他にもあります。

  • 1階の奥まで行かない。
  • アパレルショップに一人で入らない。

などが該当します。
非常階段は、使いたくなる気持ちはわかります。
なぜならば、重慶マンションのエレベーターはいつも激混み。
17階もある上に、向かって左は偶数階にしか止まらない。
右側のエレベーターは奇数階だけしか止まらない。
ですから、エレベーター前はいつも順番待ちの行列がありました。
とにかく混雑しているので、上に行くのも下るのもなかなかエレベーターが来ません。
低層階のホテルに宿泊している場合、非常階段で昇降する方が確実に早いので非常階段を使いたくなるのです。



この『非常階段』ですが、もうどう見ても治安が悪い雰囲気が漂っていました。
スプレーの落書き、何やらよくわからない異臭。
最悪なE座あたりだと尿の臭いがしたものです。
稀に非常階段で人とスレ違うときも怪しげな目つきをしたアジア人。(インド、パキスタン系)
そして身長190cm以上、腕は丸太のように太いアフリカ人。

約20年前の重慶マンションは、かなり治安が悪かったと言えます。
1階奥にあるアパレルショップに入れば『しっしっ!』と言われ追い払われる。
E座の非常階段には目がラリってるネパール人が階段で嘔吐しながら奇声を上げている。
ガーナ人は怪しげな仕事をしているとカミングアウトしてくる。
葉っぱは吸うか?とパキスタン人に誘われる。(吸ってませんよ笑)
客引き10人に囲まれる。

そんな経験をした私は『重慶マンションの治安は悪い』そのように思います。
ただそれも2008年頃の話です。
この頃からA座(ビルの入り口に一番近い棟)の3階に監視カメラでビル内を監視する大規模な監視室・警備室が出来ました。
そして、警備員が1階に常駐するようになり、かなり治安が回復したと記憶しています。
今はもっと治安が良くなっているのかとは思いますが、香港で一番治安が悪いことに変わりはありません。
現地に住んでいる香港人の友達が言っていましたから。
現地ローカルの人で重慶マンションに泊まってみたいなんて言う人はいないと。
ただ、このビルに入っているインドカレー屋さんは美味しいらしいです。

安全なホテルはない?

いえ、あります。
この設備は古く、清潔とは言えない環境のホテル群しかないと思われている重慶マンションです。
しかし、あるのです。
ちゃんとしたホテルが。
それは『ドラゴンイン』と言うホテルです。

私は、ドラゴンインに宿泊したことがあります。

部屋は綺麗。

ベッドのシーツも水回りも綺麗だし、ホットシャワーも出る。

ただ、シャワーの排水溝から小型Gが挨拶してきます。笑

www.dragoninn.net

このホテルは、大沢たかお主演の『深夜特急』の撮影をしたときに大沢たかおが宿泊したホテルです。

ホテルのレセプションには、大沢たかおの写真が飾られています。(今は知りません)

そのためか、日本人が多く宿泊するようで日本語のサイトがあります。

部屋代の一例

  • エコノミー・シングル・ルーム    經濟單人房    HK$180~(3,416円)
  • スタンダード・シングル・ルーム    標準單人房    HK$300~(5,693円)

為替の影響ですが、2000年代初頭は1香港ドルは10.0~15.0円くらいでした。
今は、1香港ドルが18.9円でした。
もう日本円はダメかもしれませんね。
2000年代の重慶マンションは、ドラゴンインでも2,000円台で宿泊できました。
今はもう、そんな金額では宿泊不可のようです。

ドラゴンインと相反し、激安な宿も当然あります。

シングル、シャワー・トイレは1畳くらいの部屋に一緒。

シャワーに入るとトイレがびしょ濡れです。

名前は、ロンドンゲストハウス。

ここはアフリカ系が良く宿泊するゲストハウス。

一応はシングルですが、幅100cm、長さは180cmのベッド。

ベッドと壁の間は10cm。

部屋の鍵は、どこにでもある小さい南京錠だけ。

利点はたった1つ。

5階だったのでエレベーターを使わないで非常階段で昇降できたこと。

このロンドンゲストハウスは、1泊1,500円くらいでした。

価値としては実に打倒な金額でした。

枕が異常に汗臭く、その辺の雑貨屋でバスタオルを買って3重にして枕にかぶせて寝たのは凄く良い思い出です。

2008年当時のホテルの値段は?

香港の一般的なホテルだといくらなのか気になったので調べてみました。

PANDA HOTELと言う、リーズナブル(2000年代初頭)なホテルに
一度宿泊したことがあります。
そのときは記憶では1泊7,000円ほどだったはず。
今は・・・、25,000円!
3倍以上も!
凄いですね、物価の上がり方が!
ビックリしました。

PANDA HOTELは、市内から30分ほど離れた場所にあるのでローカル感を味わうのは良いですが、市内観光中心ならばあまりロケーションが良いとは言えません。
それでも25,000円ですから、驚きます。
であれば、これから香港に行くとしたらドラゴンインに宿泊するかもしれません。
もうオッサンなので若かった頃は好奇心で色んな安宿に宿泊しましたが、もうお金に物を言わせて
安宿には泊まりたくありません。笑

まとめ

自己責任ではありますが、以前よりも治安が良くなっているようですし、重慶マンションもありかもしれません。
もし、これからバックパッカーを目指している若者が見ているならば、ぜひここはクリアしておきたい安宿だと思います。
香港の重慶マンションで慣れれば、十分にカオスな雰囲気にビビることはないかと思います。
日本と比較すれば、もちろん治安が悪いので十分に気を付けて旅をしてくださいね。
時には逃げることも必要ですよ!

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